食事を通して育てたいこと
1.食事はすべての活動の基本
空腹を感じて満腹感を覚えることで、遊んで、食べて、眠るという健康的な生活リズムを確立していきます。「食べたい」「食べよう」という意欲を育て満足感を味わうことで、「何でもやってみよう」「やりたい」という意欲につなげます。
2.「信頼感」と「心」を育てる
子どもたちは、保育士や調理員・栄養士に食事の援助を受けることで、大人への信頼感を育みます。また、「おいしいね」と、食事をした満足感を友達や保育士と共有することで、豊かな心を育てます。
3.感謝の気持ちを育てる
畑や田んぼなどで作物を育て、採り、調理する体験を通して、食物への関心と感謝する気持ちを養います。
4.食べ物を知り、「食」に対する意欲・興味・関心を育てる
2〜5歳児の子どもたちは、毎朝「その日の昼食とおやつに出る食材」をクラスごとにみんなで確認します。見たり、触ったり、においをかいだりして食品の名前を覚え、「食」に対する意欲・興味・関心を育てていきます。
ありんこ保育園では、「食べる大切さ」を実践的に学びます。
バイキング
自分で食べられる量を考えながら盛り付けます。
調理保育:作る楽しさを体験します。
幼児組全員で作ります。
「今日は肉まんですヨ~!」
親子料理教室
親子で料理する楽しさを体験します。
普段の食事風景
食欲旺盛、お代わりいっぱい食べて元気!
2才児の子ども達から食事後、歯磨きをします。「健康な歯に育て!」
1.離乳食の目安
5ヶ月に入ったら離乳食が始まります。前期食は、子どもの健康状態を見ながらゆっくり丁寧に進めていきます。摂食機能や消化能力など、発達の状況に合わせ、食事方法・形態を配慮しています。
■前期食: 5ヶ月~ 6ヶ月
1回食 ・・・(ごっくん期)
■中期食: 7ヶ月~ 8ヶ月
2回食 ・・・(もぐもぐ期)
■後期食: 9ヶ月~11ヶ月
3回食 ・・・(かみかみ期)
■完了食:12ヶ月~18ヶ月
3回食 ・・・(かみかみ期)
スープは、数種類の季節の野菜を長時間煮込んで作ります。おも湯・粥は、米から煮て作ります、インスタントを一切使わず、すべて手作りです。
2.ミルクについて
粉ミルクは保育園で用意します。母乳タンパクに近い粉ミルクを使っています。母乳の出る方は、冷凍母乳にしてお持ちください。勤務場所が近い方は授乳のために、来園することも可能です。
3.ありんこ保育園で使用している食品の紹介(一部)
米は無農薬の胚芽米、天然酵母菌で作ったパン、低温殺菌牛乳、できるだけ添加物の入らない食品など、子ども達が安心安全に食べられる食品を使用しています。
4.アレルギー対応食について
アレルギーのあるお子さんは、個別に対応しています。アレルゲンの種類に対応した、除去食を作っています。栄養士・保育士と保護者が話し合いをし、別献立を作成します。また、医療機関でアレルギー検査を定期的に実施してもらい、医師の診断書に基づき食物除去をします。特に、離乳食期は慎重に進める必要がありますので、保護者・医師・保育園が連携しながら食事を提供します。
5.その他
◎食器は陶器、洗剤は石鹸液、固形石鹸など。からだに安全なものを使用しています。
◎3歳を目安にお箸を使います。食べ物をしっかりつかめるように竹箸です。食後は、きちんと歯磨きをします。